斜面に差し込む鉄筋の役割は?

先日、日経コンストラクションに
最新のドボク模型実験を紹介しましたが

振り返ってみたら
第4回と第5回をブログで
紹介していませんでしたので

今回はさかのぼって
ドボク模型プレゼン講座Ⅱ第4回のご紹介です。

第4回のテーマは
「斜面に差し込む鉄筋の役割は?」です。

このブログを訪れているのは
ほとんど土木業界の方だと思いますので

「鉄筋挿入工」

という言葉に馴染みがあるかもしれません。

斜面に鉄筋を差し込むと
表層崩壊を防ぐ工法です。

地面内に鉄筋を入れるというと
何となく
トンネルのNATM工法に似てますね。

それに
斜面の崩れるのを防ぐというと
アンカー工法にも
似ています。

実際のところ

鉄筋を地面に挿して
地面の中にアーチを作るところは
NATMに似ているし

斜面が崩れるのを防ぐための計算方法は
アンカー工法と同じです。

計算方法は同じでも
アンカーと全く同じではないので
斜面対策として
効果がでない現場もあります。

どこまでが同じで
どこが違うのか

原理や仕組みを知っておくと
自信を持って
現場で判断できます。

ぜひバックナンバーを探してみて
もう一度確認してみてください。

日経コンストラクションの記事
登録すると実験動画も見ることが出来ます。

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アンカー定着部に働く力とは?

お待たせしました!
日経コンストラクションに連載中の
ドボク模型プレゼン講座Ⅱ第6回は
「アンカー定着部に働く力とは?」です。

最近の土木業界は
CIMやらAIやら3次元地盤解析やら
デジタル化してコンピュータに計算させる
最新テクノロジーの話題で持ちきりです。

そんな中
手作り、アナログ、自分の頭で考える
ドボク模型が紙面に載るのは
ちょっと誇らしいですね。

さて、今回は
原理を探るためのマニアックな模型です。
(セカンドシーズンはこればっかり?!)

アンカー工の対策について
イメージするためのドボク模型は
これまでにも作っていましたが

とくに定着部に注目した模型です。

「アンカー工の定着部?何それ?
しっかり定着していれば
仕組みが分からなくてもいいよ」

なんて、思ってしまいますよね。

でも、アンカー工って
ボチボチ維持管理の問題も
ささやかれています。

そんなとき
仕組みもわからず
ブラックボックス状態だと
本当にお手上げ。

だけど、

そのアンカーが
圧縮型か、引張型か、

その原理を知ってれば
何かの判断材料になる
可能性があります。

定着方法の違いが
将来的に何かの差として
現れるかも。

いくらAIが発達しても
最終的な判断を下すのは

「自分の頭」で考えている人

ですしね。

記事でも分かりやすく説明しているつもりですし
会員登録すれば動画も見れます。

記事:アンカー定着部に働く力とは?(日経BPサイト)

マニアックだけど
頭の体操にはちょうどいいので
ぜひ見てください。

何かご感想があれば
コメントしていただけるとうれしいです。

トンネルに掛かる偏圧とは?

偏圧なんてマニアックすぎる?

日経コンストラクションで再始動した
「ドボク模型プレゼン講座Ⅱ」
2017.4.10号に第2回が掲載されました。

今回のテーマは

偏圧

です。

ドボク模型プレゼン講座2回

トンネルに掛かる力が
偏っているときに
どんな問題が起きやすいのか?

というのがテーマです。

山の斜面に正対して
トンネルを掘っていければいいけど

道路の線形によっては
斜めに入射するような格好で
掘らないといけないことがあります。

そんな場合の話です。

…え?マニアックすぎる??

でも、実験はオモシロイですよ!

それに、、

再始動したドボク模型プレゼン講座は
読者の方なら
DVDまで待たなくても

今すぐ実験動画を見ることができます。

前回のように
プロが作った映像とまではいかないですけど

(というか、今回もDVD化するかは、
まだ微妙なトコロなのですが…)

講師の藤井が
実際にプレゼンしてる様子が見れるので
参考にしてみては?

ドボク模型プレゼン講座の動画を見る

せっかくなので
前回の実験(トンネル切羽の崩れ方)も
見て下さいね。

前回の実験ってどんなのだっけ?という方はコチラをどうぞ。

【動画】トンネル工事の陥没防止の工夫

博多駅前で地下鉄工事の影響により陥没事故が起きてしまいました。

地下鉄工事に限らず土の中に穴を掘っていくトンネル工事は
危険がともなう仕事です。

切羽が崩れて事故にならないように、一般的にどんな工夫がされているのでしょうか?

ドボク模型実験で説明しました。

切羽の崩壊.png

博多駅前で地下鉄工事の影響により
陥没事故が起きてしまいました。

地下鉄工事に限らず
土に穴を掘っていく
トンネル工事は
危険がともなう仕事です。

一見、強くに見える山でも
崩れることがあります。

トンネルの一番先
(モグラだったら鼻の先)を
切羽といいます。

切羽が崩れて陥没事故が起きないように
一般的にはどんな工夫がされているのでしょうか?

ドボク模型実験で説明しました。
少し長い動画ですが(12分54秒)
ぜひ確認してみてください。

トンネル切羽が崩れないために
あらかじめ
周りを補強する仕組みの説明でした。

トンネルが崩れない仕組みについては
コチラの記事も合わせてどうぞ。

【動画】トンネルが崩れない秘密

【動画】続トンネルが崩れない秘密

【動画】ペットボトルで液状化の対策実験

ペットボトルを使った液状化実験模型です。液状化の様子を見るだけでなく対策工の実験を工夫してみました。

今年も地盤工学セミナーに合わせて
若手社員が新しいドボク模型を作りました!

ペットボトルを使った液状化実験模型です。
液状化の様子を見るだけでなく
対策工の実験を工夫してみました。

といっても作り方は簡単です。
ペットボトルを切って、砂と水を入れて、
鉛筆で叩くだけ。

まずは、対策なしの状態の実験動画です。
鉛筆で叩くと
土の体積が減っていき、
やがて水が表面まで上がります。

実験では
土の中から空気が出てくる様子も見えます。

それでは、何もしないとどうなるかを見たところで
対策工の実験を見ていきましょう。
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【動画】テールアルメ工法のパスタ実験

土を崩れないように高く盛る工法の1つに「テールアルメ工法」があります。
この工法を、崩れやすいパスタを使って模型実験した動画のご紹介です。

今日は模型実験を実際に作成されたという
私にとって一番うれしいご報告です。

土を崩れないように高く盛る工法の1つに
「テールアルメ工法」があります。

土の中に細長いシートのような鋼製補強材を入れると
垂直に高く土を盛ることができます!

早速、崩れやすいパスタを使った模型実験の動画をご覧ください。
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【動画】持つ擁壁と持たない擁壁

日経コンストラクションに連載中のドボク模型プレゼン講座第12回は「持つ擁壁と持たない擁壁」です。コンクリートの壁の向こう側にある秘密の仕組みを、模型実験の動画でのぞいてみてください。

日経コンストラクションで
ドボク模型プレゼン講座第12回が掲載されました。
(ご報告がおくれてすみません)
今回の実験でひとまず連載は終了です。

持つ擁壁と持たない擁壁
持つ擁壁と持たない擁壁

今回の実験は
がけ崩れの模型と同じものを使用します。
擁壁(ようへき)の形が変わると
同じ高さなのに
背後の土を支えることができたり、
逆に、できなくなったりしてしまう実験です。

それでは早速、実験の動画を見てください。

“【動画】持つ擁壁と持たない擁壁”の続きを読む

【動画】パスタのアーチ実験:トンネルアーチをつくるのに必要な2つのこと(トンネル編その2)

パスタのアーチ実験を通じて、トンネルアーチをつくるのに必要な2つのことを見つけました。

時間が空いてしまいましたが、
前回のパスタトンネル実験のつづきです。
大きなトンネルアーチをつくる秘密を探っていきます。

今回はアーチの要石の少し横に重りを2つ置きました。
すると、トンネルがずいぶんと大きくなります。

重りを置いたことで “【動画】パスタのアーチ実験:トンネルアーチをつくるのに必要な2つのこと(トンネル編その2)”の続きを読む

【動画】がけ崩れを防ぐには?

日経コンストラクション2015年5月25日発行号に掲載された「がけ崩れ」の模型実験です。

ドボク模型プレゼン講座第11回が
日経コンストラクション2015年5月25日発行号に
掲載されました。

ドボク模型プレゼン講座第11回
がけ崩れを防ぐには?

今回の実験は、このブログでも度々登場している
「がけ崩れ」です。

初めての方、もう忘れてしまったよ、という方は
まずは、こちら↓の動画をごらんください。
“【動画】がけ崩れを防ぐには?”の続きを読む

擁壁に掛かる土圧とは?

ドボク模型プレゼン講座第10回が
日経コンストラクション2015年4月13日発行号に
掲載されました。

ドボク模型プレゼン講座10回

 

道路の脇にある「コンクリートの壁」のことを
土木の専門家は擁壁(ようへき)と呼んでいます。

静かにたたずんでいる壁ですが、
実は、後ろから土が押してくる力に
人知れず耐えているのです。

どんな力が働いているのか?を
実験で確かめてみましょう。

“擁壁に掛かる土圧とは?”の続きを読む